NotenkiExpress 2013

お天気,競馬,2時間サスペンスドラマなどに関するメモ書きです。

みつめる土地の底から手がでる足がでる

12月18日,八王子市恩方町の桑畑から,萩原朔太郎の詩を髣髴とさせる奇妙な死体が発見されました。(内田康夫『「萩原朔太郎」の亡霊』)

その萩原朔太郎の詩というのは『月に吠える』所収の「死」です。

みつめる土地《つち》の底から、
奇妙きてれつの手がでる、
足がでる、
くびがでしやばる、
諸君、
こいつはいつたい、
なんといふ鵞鳥だい。
みつめる土地《つち》の底から、
馬鹿づらをして、
手がでる、
足がでる、
くびがでしやばる。

σ(^^;)的には意味不明な詩です。

ところで,恩方町といえば“東京のチベット”八王子の中でもかなり奥のほうですが,作詞者・中村雨紅のふるさと,そして「♪夕焼小焼で日が暮れて 山のお寺の鐘がなる……」の童謡「夕焼小焼」の舞台として有名です。現在ではそのあたりに「夕やけ小やけふれあいの里」があります。京王八王子駅からボンネットバス「夕やけ小やけ号」が走り,最寄りのバス停は「夕焼小焼」,約50分のバスの旅だったのですが,この「夕やけ小やけ号」は今年の春で運行を終了しました。八王子市の同報無線では夕方,もちろん「夕焼小焼」のチャイムが流れます。

ついでですが,お寺の鐘が鳴ると聞いて,

かねがゴンと鳴りゃ からすがカア

という歌を思い出す人ってσ(^^;)以外にいますか?(爆) 「いくさにやかれて おてらはボゥ……」と続きます。「それでも坊さん 平気な顔して南無三だぁ……」