NotenkiExpress 2013

お天気,競馬,2時間サスペンスドラマなどに関するメモ書きです。

競馬

東の風 雨(1932年)

「東の風 雨」といっても,1941年12月8日の朝に本来なら放送されるはずだった暗号放送ではありません[*1]。1932年4月24日,第1回東京優駿大競走(今の日本ダービー)の日の東京地方の天気予報です。正確には「東よりの風 雨」でした。 レース当日は前日から…

空馬1着

1912年4月21日,好天に恵まれた目黒競馬場。呼び物は第8競走「内国産馬優勝競走」(距離1マイル半)。前年5月の帝室御賞典(目黒)をレコード勝ちし秋の優勝内国産馬連合競走も圧勝したラングトンと,1週前の帝室御賞典をレコードで勝ったコイワヰの一騎討ち…

空馬1着

1912年4月21日,好天に恵まれた目黒競馬場。呼び物は第8競走「内国産馬優勝競走」(距離1マイル半)。前年5月の帝室御賞典(目黒)をレコード勝ちし秋の優勝内国産馬連合競走も圧勝したラングトンと,1週前の帝室御賞典をレコードで勝ったコイワヰの一騎討ち…

ハイセイコーの“都落ち”(1973年)

1973年3月4日,ハイセイコーが中央競馬に颯爽とデビューしました。 この日,南海上の移動性高気圧におおわれて午前中は晴れていましたが,日本海と九州の南海上に低気圧が進んできたため,午後からくもってきました。しかし,気温は平年並で,競馬観戦にはま…

ハイセイコーの“都落ち”

1973年3月4日,ハイセイコーが中央競馬に颯爽とデビューしました。この日,南海上の移動性高気圧におおわれて午前中は晴れていましたが,日本海と九州の南海上に低気圧が進んできたため,午後からくもってきました。しかし,気温は平年並で,競馬観戦にはま…

雪のフェブラリーS(1996年)

今度の日曜日(22日),フェブラリーS(GⅠ)が行なわれます。出走を予定していたダイワスカーレットが回避どころか引退までしてしまうのは残念ですが(まあ,あの厩舎だから……),カネヒキリのGⅠ8勝なるかとか,いくつかの注目点があるレースです。 フェブラリ…

雪のフェブラリーS(1996年)

今度の日曜日(22日),フェブラリーS(GⅠ)が行なわれます。出走を予定していたダイワスカーレットが回避どころか引退までしてしまうのは残念ですが(まあ,あの厩舎だから……),カネヒキリのGⅠ8勝なるかとか,いくつかの注目点があるレースです。フェブラリ…

湾岸道路を走る馬

1987年2月2日の昼すぎ,船橋競馬場から6歳牝馬のモーガンセイコーが逃げ出しました。 真しぐらに通称湾岸道路に入り,ギョッとするドライバーをしり目に得意のコーナリングで交差点を右折。市道を全力疾走したあと2キロ先の国道14号わきで足が止まり,約15分…

湾岸道路を走る馬

1987年2月2日の昼すぎ,船橋競馬場から6歳牝馬のモーガンセイコーが逃げ出しました。 真しぐらに通称湾岸道路に入り,ギョッとするドライバーをしり目に得意のコーナリングで交差点を右折。市道を全力疾走したあと2キロ先の国道14号わきで足が止まり,約15分…

第25回日経新春杯(1978年)

◎◎◎◎◎ 1 1 テンポイント 66.5 鹿戸 ▲×注○× 2 2 エリモジョージ 60 池添 × △ 3 3 ジンクエイト 52 清水英 △△△△▲ 4 4 タニノチエスター 58 久保敏 5 5 マチカネライコー 51 柴田光 ×× 6 6 ビクトリアシチー 50.5 福永洋 × 7 7 ヤマニンバリメラ 52 池江 8 8 ス…

第25回日経新春杯

◎◎◎◎◎ 1 1 テンポイント 66.5 鹿戸 ▲×注○× 2 2 エリモジョージ 60 池添 × △ 3 3 ジンクエイト 52 清水英 △△△△▲ 4 4 タニノチエスター 58 久保敏 5 5 マチカネライコー 51 柴田光 ×× 6 6 ビクトリアシチー 50.5 福永洋 × 7 7 ヤマニンバリメラ 52 池江 8 8 ス…

日本競馬史上最高の名勝負

TTG伝説とよばれる叙事詩があります。ここ10数年くらいの間に競馬ファンになった人の間では文字どおり伝説になっていますが,これは1970年代後半に実際にあったドラマです。そのクライマックスが1977年12月18日,第22回有馬記念でした。 TTG伝説を語るには,…

日本競馬史上最高の名勝負

TTG伝説とよばれる叙事詩があります。ここ10数年くらいの間に競馬ファンになった人の間では文字どおり伝説になっていますが,これは1970年代後半に実際にあったドラマです。そのクライマックスが1977年12月18日,第22回有馬記念でした。TTG伝説を語るには,…

キーストン・ブルース

赤い夕日を 背に受けて 駆けたあの日が 懐かしい 淀の川風 あのにおい 思い出すのさ キーストン ……………… (諸口あきら「キーストン・ブルース」) 1967年12月17日,阪神競馬場で第15回阪神大賞典(距離3100m,5頭立て)が行なわれました。 当日のサンスポ(大…

キーストン・ブルース

赤い夕日を 背に受けて 駆けたあの日が 懐かしい 淀の川風 あのにおい 思い出すのさ キーストン ……………… (諸口あきら「キーストン・ブルース」) 1967年12月17日,阪神競馬場で第15回阪神大賞典(距離3100m,5頭立て)が行なわれました。当日のサンスポ(大…

血染めの目黒競馬場2

「競馬世界」という競馬雑誌の創刊第2号(1907年12月発行)に,「目黒競馬會の混亂」と題する記事があり,次のような書き出しではじまっています。 初日はベンテンの銃殺亊件があつて,少からず看客を驚かした目黒競馬會は,二日目に,而も宮殿下の御前で,…

血染めの目黒競馬場

1907年12月7日,目黒競馬場がオープンしました。今の東京競馬場の前身に当たる競馬場です。ところがオープン初日のこの日,さっそくその後のドス黒い日本競馬を暗示するような事件が起こっています。12月8日付の東京朝日新聞にかなりショッキングな見出しが…

グスタフGustav

グスタフの名前を最近よく耳にしますが,アメリカには興味がないのでハリケーンの話ではありません。 グスタフってどっかで聞いた名前だと思ったら,菊花賞馬プレストウコウの父ですね。 σ(^^;)的にはプレストウコウよりもノボルトウコウのほうが印象に残っ…

雨のF1日本GPの日の天皇賞

19年前の今日です。 AD1988/10/30 F1日本GP(鈴鹿),A.セナが優勝し,初の世界チャンピオンに。また年間8勝の記録樹立 この件とこの日の気象状況については,1988年雨のF1日本GPをご覧ください。 さて,セナがはじめてワールドチャンピオンに輝いたのと同じ…

梅雨明け取り消しと雷電ドロップ

今年の関東甲信地方の梅雨入りは6月14日に発表されましたが,15日以降しばらくは雨が降らず,次のように新聞に書かれたりしました。 関東地方で梅雨とは思えない天気が続いている。14日の「梅雨入り宣言」以来、雨が降ったのは宣言当日だけ。梅雨入りは例…

東京の真夏の夜にブリザード

2001年7月12日,東京の真夏の夜にブリザードが吹き荒れました。 すでに無敗で南関東三冠(羽田盃,東京王冠賞,東京ダービー)を達成しているトーシンブリザードがこの日行なわれた第3回ジャパンダートダービーを圧勝,無敗で南関東四冠を達成しました。 も…

TCK史上最高入場者

1996年の今日,TCKで史上最高入場者数を記録しました。 TCKの公式サイトによると,この日の入場者数は77818人。σ(^^;)もこの中のひとりでした(笑) 当時ひそかに起こっていたホクトベガ人気によるもので,当時のTCKとしては女性が多かったような記憶がありま…

土砂降りの東京ダービーとコンフェデ杯

東京ダービーといっても,もちろん都下のスタジアムで行なわれる球蹴りではありません。 “ダービー”あるいは“ダービー・マッチ”のいわれについては知っているつもりですが,球蹴りの東京ダービーには違和感ありありです。東京ダービーはあくまでTCKで行なわ…

ダービーへの人波に暴走車

1987年5月31日08時25分ごろ,東京都府中市の通称「宮町銀座通り」で,オートマ車が急発進して約50m暴走, 歩行者の列に突っ込みました。この事故で2人が死亡,6人が重軽傷を負いました。 当時しばしば発生していたオートマ車の急発進による事故です。 犯人…

5月27日の日本ダービー

今年の日本ダービーは明日,5月27日に行なわれます。大げさにいえば,5月27日は日本ダービーの歴史を語る上で重要な日です。この日に行なわれたことは過去6回ありますが,ここではそのうちの3回について取り上げます。 まず,1973年。単勝支持率史上最高66.5…

泥んこダービー

日本ダービーは創設された当初から雨と無縁ではありませんでした。 1932年4月23日に目黒競馬場で行なわれた第1回の日本ダービー(当時の正式名は東京優駿大競走)は, 天候-雨,馬場状態-不良でレースがスタートしました。第2回は曇/稍不良,第3回は晴/…

5月25日のダービー

日本ダービーが5月25日に行なわれたことは1952年,1958年,1969年,1975年,1980年,1986年の6回あります。 1952年はクリノハナが2冠達成,1958年はミナミホマレの子ダイゴホマレが父子ダービー制覇を成し遂げたのですが,あんまり古い話なので,これ以上の…

雷雨の中のダービー

1967年5月14日は朝から絶好の“ダービー日和”でした。ところが,発走時刻の10分ほど前,一天にわかにかき曇り,電光が走り, 雷鳴とともに激しい雨が降り出しました。日射で空気が暖められたところに寒冷前線が南下してきたことによるもので,いわゆる“熱界雷…

無冠の貴公子に春が訪れます

サブタイトルは,「無冠の貴公子」タイテエムが無冠を返上したゴール前での杉本アナの実況です。 1973年4月29日。第67回天皇賞。スタートの50分ほど前から雷を伴った激しい雨が降りはじめました。馬場はかなり悪化しましたが, なぜか発表は“良”のまま。ビデ…

TTG伝説のプロローグ

すべてはこれからはじまりました。 AD1951/04/22 第11回桜花賞,ツキカワが逃げ切り, クモワカは2着と敗れる このレースについては着順と走破タイム,それと次のような展開が多少わかる程度で,詳細は不明です。 ツキカワが巧みに飛び出しヤマニシキ,ミス…