森山享はなぜ遭難したか
NHKの朝ドラ「ふたりっ子」で,ベテラン漁師森山享がシケに遭って帰らぬ人となったのは1976年9月25日ということになっています。31年前の今日です。ちなみに,森山享は森山史郎の父親です。
なにしろ「相手の指し手を読むより,海の機嫌を読むほうがずうっと易しい」が口グセだったベテラン漁師が遭難したのですから,台風の接近とかでよほどの大シケだった……と思いきや(もっとも,そんなときは出漁を見合わせるでしょうけれど),当日の天気図を見るとどうもシケるような感じはまったくないのですが……(笑)
森山享の遭難はその息子の史郎が佐伯銀蔵に「おととい,漁に出る前に,ぼくにこれを渡して,もし自分が帰らなかったら,あさって香住の水月館で待っている佐伯銀蔵に渡してくれって」と伝えに来て,将棋の駒を渡そうとするところでわかるのですが,シケで遭難したとすれば,当然のことながらシケがおさまるまで救助活動はできません。それを考えると,一昨日漁に出て,シケで遭難して,今日死亡が確認されているというのはあまりにも段取りがよすぎます。
もしかするとこの遭難は,享は末期ガンか何かで,史郎に保険金を残すために仕組んだ事故に見せかけた自殺だった――のかもしれません(笑)
ちなみに,サスペンスドラマなどをお天気的に分析(こじつけ?)するような悪い趣味がはじまったのは(さらにはよせばいいのにロケ地めぐりをはじめるようになったのは),この森山享の遭難の原因に疑問をもったことがきっかけです(笑) もう10年もやってるのか……(^^;) いちばんボロクソにこき下ろしたのは「まんてん」でした。あれは最悪でした。↓
今日のまんてん
http://www.notenki.net/notenkiworld/manten/kyono.html