NotenkiExpress 2013

お天気,競馬,2時間サスペンスドラマなどに関するメモ書きです。

トトロバス停

大分県宇目町轟《ととろ》にその名も「ととろ」というバス停があります。昔からあったようですが,名前が「ととろ」である上に,雨の中サツキがメイを背負ってお父さんの帰りを待っていた「稲荷前」バス停に雰囲気が似ているというので,有名になりました。

その「ととろ」バス停の待合所が2004年9月7日,台風18号の強風で吹き倒されてしまいました。

 宇目町轟(ととろ)地区の「ととろの里」で、台風18号のため、「ととろ」バス停の待合所が倒壊した。町では建て替えを検討しているが、「ピカピカのバス停にしてもイメージが壊れるし…」と頭を悩ませている。

 「ととろ」バス停は大分バスの現役のバス停。「となりのトトロ」のブームで一躍、有名になり、多くの観光客が訪れるようになった。

 地区の人によると、待合所は五十年ほど前に建てられたもの。今月七日の台風18号で小屋ごと飛ばされ、ひっくり返った状態で数メートル後ろに倒れた。現在、「メイ」と「サツキ」姉妹の看板だけが雨ざらしのまま待合所の跡に立っている。

 待合所は二平方メートル余りの小屋。昔懐かしい雰囲気が売り物だけに、町企画商工課は「新しい材料を使えばすぐにでも建て替えられるのだが…。イメージに合う古材がなかなか見つからず、困っています」と話している。[大分合同新聞

ところが2004年9月17日,すなわち3年前の明日,意外と早く再建されました。

 台風18号で倒壊した宇目町轟(ととろ)地区の「ととろ」バス停待合所が十七日、新しい小屋に建て替えられた。

 大きさは以前のものとほぼ同じ。町企画商工課によると、古い雨戸を壁に使うなど、できるだけ古材を用いたが、手に入らなかった部分は新しい木材を使用。ボランティアの協力を得て、古い雰囲気が出るような色に仕上げた。以前はトタンだった屋根は杉皮ぶきに。地区の人からも「前のよりいいわあ」と好評だ。

 小屋の左右に付いていた絵も元のままだが、以前の待合所に立てられていた「トトロ」の看板は、台風で割れてしまった。「トトロがいなくなって、バス停がちょっと寂しくなっちゃったかなぁ」と町職員。[大分合同新聞

どうでもいいですが,「ととろ」バス停は写真で見る限り田舎にあるというだけで,アニメのバス停とそれほど似ている感じはしません。そもそもアニメのバス停には“待合所”はありません。もしあったら,サツキは傘を差したままメイを背負っている必要はなく,またトトロも雨の中に立っている必要がなかったわけで,トトロとの出会いも違ったものになっていたでしょう。もっとも,あのデカいトトロがバス停の中で座ってねこバスを待っているという状況は想像できませんが(笑)

ところで,サツキとメイがバス停でトトロに会ったのは,σ(^^;)は1952年6月23日と考えています。

6月23日というのは,小学校の黒板に書いてあるので議論の余地はありません。問題は1952年のほうです。実は1952年とするには矛盾もあるのです。

お母さんが入院している病室のカレンダーがたびたび映ることがあり,それによると8月1日は金曜日になっています。8月1日が金曜日になるのは1947年,1952年,1958年といったところなので,1952年とするのがもっとも妥当だと思います。1958年の可能性が消えるのは,当時のデータを見ると1958年6月23日に雨が降ったとは考えられないからです。なんという現実と空想の混同!!(爆)

ところが,となりのトトロの世界が1952年だとすると(1958年でも同じ),6月23日は月曜日になります。しかし,黒板には6月23日(水)とハッキリ書かれています(原文はタテ書き)。この矛盾はどうにも説明がつきません。

日直が間違えて書いたのだろう……ということで,スッキリはしないのですが,σ(^^;)は1952年ということにしています。

ちなみにこの日,ダイナ台風が紀伊半島に上陸しています。その影響もあって東京では39.8mmの雨が降りました(.8mmとは当時は細かい(笑))。

そしてお父さんの帰りが遅くなったいいわけ。

「電車が遅れてね,バスに間に合わなかったんだ」

もうおわかりでしょう。大雨の影響で電車が遅れたのです(ナットク(笑))