風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ
4年前の今日,2004年12月5日,東京で最大瞬間風速40.2m/sが観測されました。12月では歴代1位,通年でも歴代2位の記録です。
今日は4年前ほどではありませんが,サハリン付近を通過する低気圧に向かって南よりの強い風が吹いています。
ところで,その昔「緊急指令10-4・10-10」(きんきゅうしれいテンフォーテンテン)という特撮ドラマがありました。主題歌がすばらしい。
嵐の中で ただひとり
風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ
屋根が飛ぶって?!……こういう現実的な主題歌は珍しいと思います。
2番は
吹雪の中で ただひとり
風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ
3番は
瓦礫の中で ただひとり
息が苦しい 目がくらむ
いただけないのは
緊急連絡 テン・スリー・フォー
(テン・フォー テン・フォー 了解!)
というフレーズ。“テン・フォー”は“了解”の意味であるため,“テン・フォー 了解!”というのは不自然です。ドラマの中でも使われていて,違和感がありました。
映画「252-生存者あり」の予告編でもレスキュー隊員が「252! 生存者あり〜!!」と叫んでいるシーンがありますが,はっきりいってシラケます。
ちなみに,“252”は本来は生存者ありという意味ではなく,要救助者(逃げ遅れ)という意味です。“生存”しているとは限りません。「252は852。体幹轢断」とか「252は852。高度脳実質脱出」なんてたまに聞きます。