明日は温泉(秘)大作戦(8)
明日の土曜ワイド劇場は「温泉(秘)大作戦(8) 鳴門のうず潮に引き裂かれた夫婦愛! 隠蔽された刑事失踪事件の真実を暴く美人妻と仕掛人たち!!紅葉鯛,なると金時食べ尽くし」です。最近,「浅見光彦~最終章」だの先週の岡部警部だのとあまりにもひどすぎるサスペンスドラマを見せられてきたので,非常に楽しみです。
「温泉(秘)大作戦」は今では私のいちばん好きなシリーズになりました。典型的なお気楽ミステリーです。
最初と最後に必ず断崖(または断崖モドキ)が出てきます。初期の2時間ミステリーでよく見たようなシーンです。その後の展開も含めて,パターンがだいたい次のように決まっています。少し違うところもあります。
- 断崖で殺人が起こる。
- “温泉宿の仕掛け人”星野さつき(森口瑤子),森田梢(高樹マリア)(第3作までは桜井恵美(星野有香)),島慎之介(東幹久)の3人が経営を立て直す旅館に到着。情報収集のため経験ありの中途採用のふつうの職員として働きはじめる
- その旅館の重要人物(女将,社長,支配人など)が殺人の重要参考人として連行される
- 別の温泉に行っている元刑事の“第4の仕掛け人”岩田幸平(村田雄浩)が社長の指示で現地に到着し“捜査”を開始
- この前後,岩田が入浴中のところに女性2人(星野さつきと桜井恵美,または星野さつきと森田梢)がはいってきて,キャーッ!! 最近はキャー!!はなくなりました。どうせだったら森田梢さんの入浴シーンにして欲しいです(笑) 別に脱げ!!とはいいません。1980年代の土ワイならともかく,今はダメでしょうし
- 拘留されていた重要参考人が証拠不十分で戻ってくる
- それをキッカケに3人が身分を明かし,星野さつきの鶴の一声で“建て直し作戦”開始
- この間いろいろあって犯人逮捕または自首。場所は断崖。犯人はいったんは断崖から飛び下り自殺をしようとするが阻止される
- 慎之介の創作料理が板長に認められる
- 立て直しが成功し,旅館の経営が軌道に乗る
- ドラマの前半に伏線のあるほのぼの系エピソードの続き。ないこともあります。
- 城ノ内社長(野際陽子)が旅館に登場。仕掛け人に次の舞台を指示し「えー,また休みなしですかあ(;_;)??」で終了
レギュラーの行動パターンもほぼ決まっていて,社長が岩田に指示を出すとき岩田は全然関係のない温泉にはいっているし(第6作のみ海水浴場),岩田が最初の報告に来るときは社長は割烹「たいら」で現在建て直し中の温泉の名物料理を食べています。また,さつきは必ず「10年前からの帳簿を見せてください」と10年前からにこだわっています。これは10年前まで銀行に勤めていたことと関係があるのかも知れません。
最後の社長の指示と実際に放送される次の舞台が違うのもお決まりだったのですが,前作から一致するようになりました。
というわけで,今回の舞台は鳴門温泉。舞台の旅館は実名です。旅館名は実名のときも仮名のときもあるんですが,旅館側の要望なんでしょうか。